Life10 厚生労働省公表の「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告資料を読んで【前編】
こんにちは。むかしまりです。
暮らしと食事は密接な関わりがありますが、一日に何をどのくらい摂取すればよいのでしょうか。前から気になっていたので、厚生労働省のHPをのぞいてみました。
日本人の食事摂取基準とは
日本人の食事摂取基準とは、厚生労働大臣が定めた、日本人の健康を保持・増進するために摂取することが望ましいエネルギー・栄養素の基準です。
5年毎に改定が行われており、この2015年版の食事摂取基準は、2015年度から2019年度の5年間使用されるそうです。
目標BMI値
BMI値は、体重kg/身長m/身長mで求めることができます。
165cm、50kgの方でしたら、50kg/1.65m/1.65≒18.4(BMI値)となります。
目標とするBMI値は、男女同様で、
18歳~49歳 18.5~24.9
50歳~69歳 20.0~24.9
とのことです。
BMI値から目標体重を計算すると、165cmの方は約50~68kgが目標体重となります。
結構範囲が広いですね。
目標摂取エネルギー
次に目標摂取エネルギーですが、
左から身体活動レベルが低い、ふつう、高い別で(単位kcal/日)、
18歳~29歳 男性2,300、2,650、3,050 女性1,650、1,950、2,200
30歳~49歳 男性2,300、2,650、3,050 女性1,750、2,000、2,300
50歳~69歳 男性2,100、2,450、2,800 女性1,650、1,900、2,200
この通りです。
ちなみに、身体活動レベルが低い方は、この状態に甘んずることなく、身体活動量を増加させた方がよいと記述がありました。
そこで、目安として食事のエネルギー量を調べてみました。
しょうが焼き約350kcal、肉じゃが約500kcal、カツ丼約900kcal。
ごはんは140gで235kcal、どんぶりごはん240gは403kcalもあるみたいです!
気をつけないと、あっという間に一日の目標摂取カロリーを超えてしまいそうですね。
たんぱく質、脂質、炭水化物
一日の摂取推奨値(脂質は目標値)は以下の通りです。
たんぱく質:18歳~69歳 男性60g 女性50g
総エネルギーに占める脂質の割合:18歳~69歳 男女20~30%
総エネルギーに占める炭水化物の割合:18歳~69歳 男女50~65%
最近、糖質制限ダイエットが流行っていますが、炭水化物は総エネルギーに50~65%占めて良いんですね!ご飯・麺類好きには朗報です。
前編まとめ
今回はBMI値やエネルギー、三大栄養素について見ていきました。
意外だったのは、目標BMI値の幅が広かったことと、エネルギーに占める炭水化物の割合が高かったことです。
次回はビタミンやミネラルについて紹介していきます。
むかしまりでした。